【私の海外駐在小話#4】準備③ -海外赴任先での労働ビザ取得のための書類など-
こんにちは、けけです!!
今回は引き続き「赴任準備」について書きますので、今現在準備している方の少しでも参考になればと思います。
そうでない人は、斜め読みしていただければ。
前回までのあらすじ
のらりくらり会社員をやっていた”けけ”でしたが、海外駐在の内示を受けてしまいました。
赴任前の準備として、予防接種と健康診断を一応終え、各種住所変更手続き、解約手続きなどを進めてきました。
しかしまだまだ準備は必要なようです。
前回↓
海外赴任の準備③
前回の復習も兼ねますが、主に以下の準備をしました。
- 予防接種(海外は危険がいっぱい) ⇒ 済
- 健康診断(健康でも不健康でも行くんですけどね。。。) ⇒ 済
- 各種住所変更(どこに変更するのか?) ⇒ 済
- 各種解約手続き(アパートのインターネットとかね) ⇒ 済
- 赴任先の国の労働ビザ申請のための書類準備
- 赴任先への荷物送付(服とか生活用品とか)
- 色々なものの処分や実家への送付(車とか………)
- 仕事の引継ぎ(これは適当に)
予防接種と健康診断は無事終了したので、今回は各種住所変更以降になります。
5.赴任先の国の労働ビザ申請のための書類準備
さて、本当はこれを一番最初に書かなくてはならなかったことを反省しています。
とはいえ国によって準備しなくてはならない書類が異なりますので、お気を付けください。
私の場合以下の書類を準備して、赴任先の子会社に送付 or 持参しましたよ。
(1)戸籍謄本
なぜ必要なんだろうとは思いましたが、赴任者自身が日本人であることなどを確認したいようです。(全部漢字で書いてあるのにね)
家族構成なども確認しておきたい模様。
確かに自国で働こうとしている外国人の素性って結構気になりますしね。
(スパイかもしれないですし)
日本の普段の生活の中でも取得する機会が多い文書ですので、特に書くことはありませんが、私は自分の戸籍がある街の役所で直接発行してもらいました。
委任状などを使えば自分以外の人に役所の窓口から取得してもらうこともできるみたいです。
私は現在海外2か国目ですが、帰国している時間が無かったため、帰国しませんでした。
その際ももちろん戸籍謄本が必要であったので、こちらは地元に残っている弟に委任して取得してもらい、会社に送らせました。
いざという時に助けてもらえるように、
兄弟関係は良好を保っておくこと、
が良きです。
なかなか平日に役所に行ける会社員っていないと思うので、できれば休日などに開いている行政サービスを利用したいですよね。
(2)卒業証明書
海外で働く場合、この卒業証明書も必須といえるレベルで要求されます。
私が聞いてきた話では、海外で働く際には「大卒程度以上の学歴」が結構重要になってくるらしく、「高校卒業」の場合は「特別な技能・技術」などが無いとビザが承認されにくい、とのこと。(あくまで私が赴任した国だけかもしれませんが)
私は、
特別な技能・技術がありませんでしたので、大学を卒業していたことにこんなに感謝したことはありません。
おやじ、母さん、ありがとう。
こちらも各学校毎に取得方法はわかれると思いますが、基本的には「直接学校に訪問して申請して取得」と「申請書を郵送し証明書を返送してもらい取得」という2パターンかと思います。
私の場合は当時住んでいた町の近くに母校がありましたので、直接訪問して取得しました。この際、申請費用も取られるのでご注意ください。
また、取得要件も聞かれますが堂々と
「○○国の外国人労働ビザ取得のため」などと書いてドヤ顔してやってください。
ちなみに私の2か国目のビザ取得の場合も必要でしたので、こちらは本社の人事宛に委任状を送り、取得してもらいました。
よくよく考えたら会社のアサインで赴任するのに、申請費用を自己負担した前回は何だったんだろう。無知って怖いです。
(3)住民票
なぜか赴任前に住んでいた町の住民票も必要と言われました。
必要だった理由がいまだにわかりません。
なぜなら海外赴任の際に、住民票は「転出」のみをするのでどの市町村にも住民票が無くなる状態になるためです。
(住民票の「転出」のみをする件、前回の住所変更の投稿の際に記載する予定だったのですが、完璧に忘れてました。)
自分が住んでいた行政サービスで住民票を取得しました。確か英文で取得しました。
(4)履歴書(英語)
履歴書なんて就活のときに一生懸命書いた記憶しかありませんが、海外赴任の場合は「志望動機」とかそういうのは必要ありません。(海外で直接採用される場合は必要なのかもしれませんね)
基本的に国ごとにフォーマットが決まっているようなので、赴任先の子会社からフォーマットを取得して記入するだけですね。
私の場合は生年月日から幼稚園、小学校、中学校、高校、大学(卒業学部込み)まで記載した他、職歴に関しても詳細に記載しました。
おそらく「卒業証明書との内容相違有無の確認」と「職歴から当人の所有する技能・技術を判断」するために提出しているように思えます。
最初の赴任の際は自分で適当に作成しましたが、2か国目は会社の人事がある程度作成してくれており、最終チェックを自分でするだけですみました。
(5)パスポート
当然のことだったので書くのが遅れましたが、必須です。
国によっては有効期限の残り期間が1年未満だとビザを発行してもらえない場合があるそうです。
そういう場合は事情を説明すれば事前に更新することができるそうなので、是非とも行政サービスにご相談ください。
私の場合はすでに海外出張を幾度かやっていましたので当然持っていました。
事前準備のためにコピーを赴任先の子会社に送付した記憶があります。
私の現在持っているパスポートもすでに有効期限が迫ってきています。。。
幸い、大使館やそれに相当する機関で更新手続きができるようですので、今回は赴任先で10年タイプに更新することになりそうですね。
まだまだ帰れなさそうですし。
(6)国際免許
ビザ取得のために必要なわけではありませんが、働く場合には職場まで車で行かなくてはならない場合も多いですよね。(私も現在の仕事場までは自分で運転して向かってますし)
正式名称は「国外運転免許証」というそうです。
国によって異なるため、事前にチェックしておくべきですが、国際免許を取得しておくことがメジャーかと思います。(ジュネーブ条約やらなんやらがあるらしいですが詳しくは知りません)
取得する場合は自分の運転免許の住所が登録されている都道府県の、運転免許センターに行くことが一般的ですが、もちろん警察署の運転免許窓口でも受け付けているようですね。
注意点としては、海外に渡航する予定が無い場合は発行してくれない点です。航空チケットや予定表など、何らかの「自分が海外に行くことを証明できるもの」が必要ですので、事前に準備していくべきですね。
また、国際免許の有効期限は確か1年間のみのため、海外赴任で運転がマストの場合は、現地の免許取得もマストになる場合も多いですのでお気を付けください。
基本的に外国人向けの現地免許取得方法がありますので、日本で取得したように1から学科試験などをパスする必要はあまりなく、実地試験がメインとなります。
私は1回でパスしましたが、同僚は3回落ちて免許取得を諦めました。
また、特定の国では「日本の運転免許証」&「大使館などが発行する翻訳書」を携帯することで運転ができますので、自分の赴任先がどちらに該当するかは外務省に問い合わせすることが一番かと思います。
一言言えるのは、
日本の運転は本当に丁寧ですよ。
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さてさて、いろいろ書きましたが、結局赴任したタイミングで労働ビザも取得できているということは稀である、ということを赴任してから知りました。
基本的には短期労働ビザなどで働きながら、取得したタイミングで切り替える感じですね。
次回の小話では「赴任先へ引越荷物をどうやって送ったか?」「何を送ったか」などを書きますね!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!