【私の海外駐在小話#5】準備④ -赴任先の国への荷物の送付-
こんにちは、けけです!!
今回は引き続き「赴任準備」について書きますので、今現在準備している方の少しでも参考になればと思います。
そうでない人は、「そうなんだー」という気持ちで読んで頂ければ。
前回までのあらすじ
のらりくらり会社員をやっていた”けけ”でしたが、海外駐在の内示を受けてしまいました。
赴任前の準備として、予防接種と健康診断を一応終え、各種住所変更手続き、解約手続きなどを進め、赴任先でのビザ取得のための書類準備も進んでます。
しかしまだまだ準備は必要なようです。
前回↓
海外赴任の準備④
前回の復習も兼ねますが、主に以下の準備をしました。
- 予防接種(海外は危険がいっぱい) ⇒ 済
- 健康診断(健康でも不健康でも行くんですけどね。。。) ⇒ 済
- 各種住所変更(どこに変更するのか?) ⇒ 済
- 各種解約手続き(アパートのインターネットとかね) ⇒ 済
- 赴任先の国の労働ビザ申請のための書類準備 ⇒ 済
- 赴任先への荷物送付(服とか生活用品とか)
- 色々なものの処分や実家への送付(車とか………)
- 仕事の引継ぎ(これは適当に)
予防接種と健康診断、住所変更、各種解約、ビザ申請準備が無事終了したので、今回は荷物の送付になります。
6.赴任先への荷物送付(服とか生活用品とか)
日本国内であれば赴任先に身体一つで行っても何とかなりそうですが、海外の場合はそうはいきません。
別記事で書いた通り、日本のものを買えないのが基本ですので、必要なものは持参するか、引越荷物として送るしかないのです。
(1)どうやって送ったのか?
私の場合は本社と海外子会社間で製品等のやり取りがあったため、専用コンテナが月一ペースで行き来しており、それに混載させてもらいました。
この方法の場合、ある程度のサイズまでは心配しなくても良いため非常に楽です。
つまり、会社の通常業務を利用して荷物を送った形になります。
なお、2か国目に異動となった際には、「EMS(国際スピード郵便)」を利用しました。こちらの場合は荷物サイズに制限があるため、なんでも送れるわけでは無い、という難点がありましたが、送れない小物などは移動時に手荷物で運びました。
また、日本の有名な引越業者も海外引越(単身・家族)のサービスをおこなっているようですので、調べてみるとよいかと思います。
荷物の送付方法を纏めると、以下の通りですね。
・自社の商流を利用する(私の場合1か国目)
・EMS(国際スピード郵便)を利用する(私の場合2か国目)
・日本の引越業者を利用する
基本的にはどれを使用しても問題は無いと思いますが、おそらくどの方法でもパッキングリストなるものを作成しなくてはならないので、ご注意ください。
(パッキングリストとは荷物に何が何個入っており価値がどのくらいなのか、などの情報を記したリストになります)
まあ、基本的には会社から推奨された方法でやるべきかと思います。あて先はもちろん赴任先の子会社宛にしてました。(基本的には赴任した時点ではなかなか住む場所は決まっていないことが多いですので)
(2)どういうものを送ったの?
送れるとはいえ、私の場合は会社の業務を通じて送りましたので、変なものは送れません。(パッキングリストでバレます\(^o^)/)
また、費用や大きさなどもあるため、結構制限はされますが、私は以下のものを送りました。
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・布団一式
ベッドで寝れないタイプの日本人なので、敷布団が必須でした。
まあ1日の1/3は寝ているわけですから非常に重要です。
1か国目は専用コンテナ混載で送付したため、なんの心配もせずに送り、無事受け取りました。
2か国目の場合は専用コンテナが使えずにEMSを使用したのですが、この時は焦りました。そのままの状態ではEMSのサイズ制限に引っかかったためです。
結果的には無理やり押しつぶしてガムテープぐるぐる巻きで事なきを得ましたが。
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・服一式
私の場合は、間違いなく日本より暑い国に行くので、薄手の服をいくつか詰め込んだほか、冬物やアウターも数パターン詰めました。
「暑いから着ないでしょ」と思いがちですが、寒い時期に日本に帰るときのことを忘れてはいけません。
私は先輩から助言をもらっていたため冬物を詰め込みましたが、その先輩は赴任後初の帰国が冬だったそうで、
成田空港のタラップに降りた瞬間に絶望したそうです。
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・食器一式
「現地で買えばいいんじゃない?」とお思いかもしれませんが、最低でも「お茶碗」と「お箸」は送ったほうが最低限日本人でいられます。
私はボウルから水切り、菜箸、木べら、おたま、調理用鍋、フライパンなど、当時一人暮らしで使用していた台所アイテムを片っ端から詰め込みました。
お金が無かっ現地で探すのが面倒だったからです。
あと可能なら「日本の包丁」も送れると自炊がはかどります。結構日本の包丁の質って高いですよ。
(というか海外の包丁切れなさすぎです。)
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・靴関係
手荷物で持っていくと大変なので、何足かは送付荷物に詰めておきたいですね。
現地では意外と気に入るようなサンダルは買えないことが多いですよ。
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・バッグ
服に気を取られているとバッグなどを送るものリストに入れ忘れることもあるようです。私の同僚がそうでした。
彼は序盤のプライベートでは仕事用のバッグを使ってました。
(さすがにその後は買ってました。だっさいやつを。)
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・本
嵩張るのでできれば持っていきたくないものではありますが、電子書籍に無いものだったり、現地言語を勉強するためのものなどであれば事前に送っておきたいですね。
手荷物で持っていくと意外と嵩張って嫌になりますし。
自分の人生のバイブルみたいなものは手荷物でもいいかもしれません。
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(3)逆に送らなくていいもの
私自身送って困ったものは基本的に無いですが、海外で部屋を借りて生活をした身として、日本から送る必要が無いものを一応書いてみます。
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・家電全般
電圧が異なったらアウトです。
日本の家庭は100~110V電圧の電源になってますので、基本的に家電も110V電圧対応になっています。
では日本と同じ電圧の国ってアジアにどれくらいあるかというと、
韓国(一部220V)
台湾
インドネシア(一部240V)
ぐらいです。少ないですね。
実は全世界で見ても110V電圧はかなりマイナーであり、大抵の国が220~240Vです。
また、プラグの形状も日本の形と異なることも多く、アダプターが必要になったり。
使えるものといったらパソコンや髭剃り、電動歯磨きみたいな小物系ですね。
わざわざ日本から持ち込んで変圧器を使ってまで使用したい家電ってあまり無いですよ。女性の場合は美容用品などは送りたいかもしれませんね。
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・洗剤、シャンプー、ボディーソープなど
よほどこだわりが無ければ現地でDoveでも買ってください。十分です。
(私の上司は「柔軟剤」だけは日本のものを使っていたらしいです。全然気が付きませんでしたけどね。)
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・洗口液
現地のリステ〇ンのほうがフッ素含有量が多いため、虫歯予防に有効です。
6年ぶりに日本の歯医者に行ったら無事虫歯が1本ありましたが。
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他にもあるかもですので、気がついたら追加しますね。
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さてさて、いろいろ書きましたが、できれば赴任先の国の事情(何が買える、電圧はどうだ、など)をよく知ってから送るものを考えたいものです。
次回の小話では「海外引越の場合の身の回りの物の処分」などを書きますね!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!